情報の精度、量、質、鮮度
意思決定をする為に必要な情報は、複数のソースから入手し判断する事が多いです。
ニュースサイト1つにしても、それがオリジナルの情報か、海外のニュースサイトの翻訳か、翻翻訳の翻訳になっていないか、海外のニュースサイトを参考にして書かれたものか、情報が事実なのか、筆者のバイアスが入っていないかなど、情報の精度に関して考えられる事は多々あります。
また、お取引先様によって、持っている情報や得意な分野が異なる為、情報の量、質、鮮度が異なります。その為、情報をいただくタイミングによっては真逆の内容になっているケースもございます。
今までは製品の供給がタイトになり始めた段階で、集中的に調査をしていたのですが、ロシアのウクライナ侵攻や海外ロックダウンに関連して、様々な製品で供給不安が出る可能性があるので、次に起こるかもしれない事態を予測して動く事が多くなりました。(外れる事もあります)
例えば、あるサイトに今後数年間で環境問題の為に石炭の炭鉱が減少するという分析データがあるとしてます。また、各国のエネルギーに関連した政策により禁輸措置などもあり、国際相場や、特定地域での需給がタイトになっているという情報が入ります。石炭は原料炭や発電向けで使用されますが、石炭由来の化学品(原料炭から)も多々あり、冬季の暖房需要にとられて、特定の化学品の生産に支障をきたす可能性が出てきます。石炭派生商品の価格推移を見る時に、同時にその派生製品を合成する為に必要な原料相場の確認もします。ここがスタートラインです。