原油価格はどう動くのか?
先日、本日の原油関連ニュースをYAHOO検索で調べてみると、30件程度出てくるが、他の情報ソースも含めて、いくつか気になるものがあったので、共有させていただきたい。
ロシア産原油で恩恵を受けている国もあれば、逆にその割を食っている産油国もあるという構図。リセッション懸念で需要は弱いにも関わらず、供給面を敢てタイト化して商品価格が高止まりしている状況か?
ロイター
中国の8月原油輸入、ロシア産が前年比+28% サウジ産が最大
前年同月比9.4%減少 アンゴラとブラジルからの輸入は前年比、34%、47%、それぞれ減少
OIL PRICE.COM
イランは、ロシアから中国でのマーケットシェアを取り戻す為に、シンガポールに備蓄しているオフショア原油の価格を下げて対抗しようとしている。
ロシアはアジア圏でサウジアラビア、UAEに続く3番目のサプライヤーになっており、四半期では中国への輸出シェアはサウジアラビアを抜き、トップのサプライヤーになっている。(20%)中国の製油所は、かなり値引きの恩恵をうけており、12月初旬のロシア産原油に関わるG7の上限価格設定にむけて、拍車がかかるものと予想される。その状況は、オイル市場においてイランを敗北におく事になり、、、、
TBS NEW DIG
8月の全国の消費者物価指数は去年より2.8%上昇 30年11か月ぶりの上昇幅
原油価格高騰の影響で、▼都市ガス代金が26.4%▼電気代が21.5%上昇
時事通信社
浜田靖一防衛相は20日の記者会見で、原油価格高騰で自衛隊が訓練などに使用する装備品の燃料購入費が近く不足するとして、新型コロナウイルス・物価高対策予備費から約507億円を充てると発表した。
現代ビジネス
エネルギー価格の高騰が欧州の電力企業の信用不安に飛び火し、欧州のエネルギー企業が「1兆5000億ドル=210兆円」とも言われるとんでもない金額の追加証拠金を差し出さなければいけない可能性が浮上してきた
フィンランドのリンテイラ経済相が9月4日に「エネルギー版リーマン・ショックが発生してしまう」と発言し、電力業界が抱える問題の深さを2008年に経営破綻して金融危機の引き金となった米投資銀行を引き合いに出して説明した
ロイター
OPECプラスの8月の産油量が日量で目標に対し358万バレル未達
7月の未達分(289万バレル)を24%上回り、過去最大
リセッション(景気後退)懸念が石油価格を押し下げているにもかかわらず、石油供給がタイトな状況が浮き彫り