フィッシングメール
フィッシングメールとは、なりすましのメールを介してカード情報、ID、パスワード、携帯電話番号/メールなどを盗み取ろうとする手法ですが、通販サイト、カード会社、宅配業者、官庁(ワクチン)、SNSなど多岐にわたりますが、昨今面白い事例がありましたので、こちらで紹介させていただきます。
そのメールは昨年の4月中旬頃から入り始めたメールでしたが、母の日の約1ヶ月前の段階で、母親になりすまして、複数の文面を作り込んで、不特定多数に発送したものと思われます。
上記企業の場合は文面がほとんど同じ内容なのですが、このメールは、各々の年齢層や男女をターゲットにした内容となっており、微妙に言い回しをかえていたり、実家に戻って来ないか?、ごはんはちゃんと食べているか?などの文言も入れ、様々なケースを想定して作文されています。また、タイトル部分で迷惑メールにはじかれないような工夫もみられました。
このメールの落ち度は、”母親と別居している子供”というシチュエーションにターゲットをしぼっているにも関わらず、複数の異なる内容のメールが一度に届いている事です。