受注残と投資
半導体関連企業のIR情報をみると、受注残を背景にした設備投資、工場建設がすすんでいるように思われます。
半導体関連部品は納期が1年以上かかるものもあるようですが、昨今では2年近くかかるものも出てきているようです。
足元の生産能力が2倍になった場合、リードタイム1年だった製品は半年、リードタイム2年だった製品は1年に短縮されます。(そこまで単純ではないと思いますが、、、)そう考えると、半導体周辺の需要増がいかに急激か推測できます。
我々が注意をしなければならない事は、急激な上昇には急激な下落がつきものだという事です。そうなった時にはどうするか?という戦略も同時に考えておく必要があります。
先日ある半導体メーカーの幹部が、需要の軟化を予測しました。世界中の企業、実質的に全員が影響を受けることになるだろうと、、 株式市場はそれに反応して半導体関連が軒並売られる展開となりました。一夜明けた東京の株式市場においても、そのメーカーの取引先である会社の株式が売られる展開となりました。