カウントアプリ
先日台湾の展示会を訪問し、興味深いシステムのブースがありましたので書き留めておきます。
未だ中国語のみの対応のようですが、小魚や観賞用のエビなどをバルクで出荷される養殖業者様などの省力化を目的としたものです。
浅底の白いトレイに、水とともに養殖池などからすくい取った小魚や観賞用のエビを入れ、予め立ち上げた携帯のアプリで画像を読み取り、AIに判断をさせて個体数を認識するというものです。深さがあると個体の重なりで正確性が失われてしまうので、水槽の中を泳いている個体の数を直接読み取る事はまだというところですが、カメラの数を増やせばいずれは可能な技術かと思います。また1つの水槽に複数の魚やエビが入っている場合、種類も認識する事が出来れば尚良いですね。恐らくこちらも何れは可能かと思います。
非常によく出来た技術だと感じていたのですが、既に”カウントアプリ”というものが複数存在し、パイプの本数、真珠の個数、精子の密度、米粒の数など、様々な業界で使用されている事がわかりました。改良を重ねてAIに学習させながら、カウントの精度を上げているようです。