窓口業務
先日、窓口業務が無くなった駅に、新幹線チケットの発券に行きました。
発券可能な券売機は2台、両方とも使用中で一向に空く様子がありませんでした。1名は画面の上に出てくるモニターを見ながら職員の方と込み入った話をしていました。私の前におられた方は、操作方法がわからなかったのか、入力が途中の状態で券売機から離れ、改札員に助けを求めておられました。
私の順番になった時に画面を見て感じたのは、1つの画面に様々なボタンが配置されており、発券する為の入口がどれになるのかわかりにくい事でした。(サービスが多様化している為)改札員に助けを求めておられたのは、60代後半~70代とみうけられる女性でしたが、同じように画面の前でどうしていいかわからなくなっている方は多いのではないかと感じます。この事は、社内に新しいシステムを導入した時の現象とよく似ています。
今までの業務に慣れている一部の方は、寧ろ非効率的になって時間がかかると感じる事もあるかもしれませんが、時間の経過とともにスピードもあがり次第に違和感が無くなってきます。恐らく、上記の窓口業務が無くなった理由は、1日あたりの利用客数が少なく、同じ問題をかかえる他駅と統合した事が考えれられますが、高齢者には少しハードルが高いと感じます。その部分をカバーするには、社内システム導入時や運用中と同じですが、システムを理解している人が教える。先ずは手探りで使ってみるしかないと思います。
効率化をすすめるあまり、高齢者にはわかりづらい様々な事が今後も出てくると思いますが、高齢者が国民のマジョリティーになる日も近いので、高齢者フレンドリー且つ若い年代になじむシステム或いは、AIチャットの開発が求められるのではないでしょうか?