足元の流れと先読み
アラスカの液化天然ガス(LNG)パイプライン事業に関連して、下記昨年年初からのニュースをピックアップしています。
米国内の石油・ガス企業がアラスカ州と北極圏で開発事業を拡大する公算は小さい
次の大統領選後にこれら開発地域が再び閉鎖されるリスクは常に残っている
議会での決議採択など長期的な確実性を求めている
:米国石油・ガス企業(ロイター)25/1/24
サハリン2契約満了:2026~2029(JERA、広島ガス、西部ガス、KOGAS、シェル、ガスプロム、JERA)
2030~2031(東北電力、九州電力、大阪ガス、東京ガス、東邦ガス)(25/6/19 JOGMEC)
~2026 需要逼迫 ~2030 需要過多(急速に他のプロジェクトが立ち上がる為) 2030年代需要逼迫
アラスカの油田からは随伴で天然ガスが産出されるものの、再圧入することによって原油の生産量を増やしている。(米国内のガス価格を安定化させる意味合いもある)
米国ルイジアナ州ヘインズビル地区におけるシェールガス開発・生産事業への参画(JERA 25/10/23)
三井物産は2025年内にオーストラリアで液化天然ガス(LNG)の新規生産を始める。(25/12/7)
米国で天然ガス開発を手がけるエーソン・エナジー・マネジメントのシェールガス事業を買収すると発表しました。(stockexpress) 1/16
アジアに天然ガスを輸出するための大規模なアラスカパイプラインプロジェクトを開始し、その資金は日本、韓国との合意を通じで引き出された前例のない資金を活用する。:トランプ大統領(MSN)1/21
→ このプロジェクトのFIDが確定した場合、最新情報から判断して操業の目標は2029年中盤~2030年と予測
昨年後半からの流れを見ると、エネルギー安全保障に関して米国のウエートを拡大する方向になるか?と思
います。(サハリン2の契約更新が出来なかった場合の保険も含む)1300kmのパイプライン 米国内の石
油ガス会社は、ガス価格が安定しなければ、投資の回収は困難と判断しております。
日本・韓国が投資額を拠出しない場合、米国が追加関税を課し得る旨が明記されているので、どのタイミン
グで、FIDを行うかが重要になってくると思われます。ちなみにLNGの日本への最初の輸入は、1969年11月4
日にアラスカから東京ガス根岸LNG基地に到着した「ポーラ・アラスカ号」が最初だったようです。
