ウオーターテックチャイナ
公開済み by 福永芳顕 -U174の 社長独言/備忘録 · 土曜日 14 6月 2025 · 1:00
Tags: ウオーターテック, チャイナ, 水技術, 環境保護, 水資源, テクノロジー, 持続可能性, 産業, イノベーション
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6/4~6/6の日程で、水の産業に関わる世界最大規模の展示会 Water Tech China 2025が上海の国家会展中心(NECC)で開催されました。依然は、この時期に同会場でAquatech China が開催されていたのですが、現地側と運営側(オランダ)で何かがあったのか分裂し、後者は今年11/5~11/7の会期になっております。
広大な会場で、すべてまわるのが大変な状況だったのですが、6/5 6/6の両日で、30km以上を歩いている事が判明しました。取引先様のブースで休憩をはさみながら、水分を補給しながらでしたので何とかなりました。
今回の展示会で目に留まった製品の1つ目は、小型のUVCLED深紫外線LEDです。国内でも3社程度ユニット化された製品を見かける事がありましたが、更に小型化された製品が複数社出ていました。紫外線殺菌用の低圧放電ランプは水銀が含まれておりますので、省エネ・脱水銀の技術として注目されています。日本国内の認証がとれていない製品がほとんどですが、、、
2つ目は、異種押出成形で製造されたと思われる塩ビ+他材質の2重管です。外側と内側で2種類の流体を流す事が出来、また外側に熱媒体を流して中心部に流れる流体の温度調整をする事が出来るという代物です。詳しい話をきけなかったのが残念です。(ホームページも中国語しかありませんでした)
3つ目は、16項目の水質を同時にアプリで読み取り数値に変換できる水質測定の試験紙です。同じようなコンセプトの製品がドイツにありますが、水質項目の数が多いというのがメリットです。ラボで正式なデータを出す前に、トラブルの原因究明をする初動に使用するには良い製品だと思います。
ここ数年日本、EU、中国、台湾の展示会に行って感じた事は、年々規模が縮小傾向にある事です。同じような展示会が近隣各国で開催されている為、出展者も来場者も分散傾向にあるという事だと思いますが、毎回何かの発見があり、次のステップへと進めている事に感謝です。